PPムブラー社長室にあったチャイニーズテーブル1/5模型
来てもいいってどういうこと?
なぜ島崎先生に呼ばれるのかも、何について話しているのかも、なぜ工場に戻っていくのかも分からないでいる私をよそに
島崎先生は話し続けました。
「社長のソーレンがね、来年の夏からでいいならPPに来てもいいって言っているんだよ。ただし労働ビザは取れないので
3ヶ月間、研修という形だけどもそれでもいいかね?」
正直、この時私は気が動転していてきちんとした返事が出来ていたかよく覚えていません。
ただ、すでに諦めていたチャンスがまた目の前に来たということに
必死にただ一言返事をしたことだけを覚えています。
「もちろん、また来たいです。」
そんな話をしながら社長室の前までくると
社長のソーレンが目の前に立っていました。
ソーレンは私に向かって何か英語で話していましたが、興奮していた私はその内容のほとんどを理解できませんでした。
ただ島崎先生が言っていた来年研修という形でなら来てもいいということだけはわかりました。
頭が真っ白になっていた私はただ「イェス、イェス」とだけ繰り返し、
ソーレン社長にきちんとしたお礼もできずに島崎先生と共にバスに戻りました。
バスに戻ると、ツアー参加者から好奇心に溢れた目でいったいどうしたのかと口々に聞かれました。
実感のわかない私でしたが、どうしてかは自分でも分からないが、来年PPで研修ができるようになったと説明しました。
参加者の人たちは興奮して、私以上に喜んでくれました。
こうして私のPPでの研修が突然に、そして思いもかけない形で決まりました。
次の見学場所へ向かうバスの中で、わたしは今起きたことを把握しきれないまま、
これからどうなるのだろうとおもいながらPPのあるアレロッドの街並みを眺めていました。
