デザインセンターから一度ホテルに戻り、レセプションが行われるPPへと向かいました。
このレセプションは自由参加となっていましたが、多くの方が参加したようです。
コペンハーゲン中心部にあるホテルからPPのある街までバスで向かって行くと、
だんだん緑が増えて牧歌的な光景になっていきました。
建物も、市街地はほとんどがマンションのような集合住宅なのですが、次第に戸建ての家が増えていきます。
バスの中で私は、PPでの面接を控え、かなり緊張し,そして興奮していました。
初めてPPを訪れるうれしさよりも、いかに自分をアピールできるかばかり考えていた様に思います。
高速道路を降りると、もう高い建物はなく、広大な畑と住宅地だけです。
そんな中を走っていくと住宅地の切れ間に突如、高級車フェラーリのショールームが見えました。
このとき私は、ここはただのいなかの住宅地ではないんだなぁと感じました。
すこしするとバスは住宅地の中の細い道を入り始めました。
バスの中の私たちはびっくりしました。
というのも、とても工場があるような雰囲気には思えません。
家と家にはさまれた、センターラインすらない細い道でした。
そろそろとその路地を進んでいくと、突き当りの角に、工場らしき建物が見えました。
とうとうPPmøblerに来ました。
PPのある街、Allerød
工場の窓は1つ1つが大きく、バスの中からでも働いている人たちの様子が見えました。
工場の庭に着いたバスから降りた私たちは、玄関から2階の事務所へ案内されました。
PP社長のSørenの簡単な挨拶の後、私たちは工場を案内してもらいました。
工場は思っていたよりも大きく、そしてきれいでした。
建物はコの字型をしていて、玄関はその一端にありました。
玄関の横には大きな扉の入り口が別にあり、ここから材木を入れ、
最初にある部屋でまず大まかな機械加工をするそうです。
それから順々に機械のあるところを通って、
どういう手順で木材を加工していくのかという説明を受けました。
そしてコの字の最後のところが機械加工が終わったパーツを組み立てる場所で、
組み立ての後、塗装し、そして出荷という流れでした。 PPmøbler
私は他の人たちとは異なる緊張を感じながら、工場の見学をしていきました。
1つ1つの機械を真剣に、食い入るように見てどう使われているのか調べました。
作業台はどのようなものを使っているのか?
接着剤の使い方はどうか?
機械の使い方は日本と同じかどうか?
加工途中のパーツを見てはどのような手順で加工しているのか、自分だったらどう作るかなど真剣に考えました。
このときは一切写真は撮らず、自分は見学に来ているのではない、面接に来ているのだという意識を保っていました。
一通り見学が終わり、参加者がレセプション会場へ案内されていたとき、
私は社長との面談に呼ばれました。